年齢を重ねてから、「もっと早く始めておけばよかった」と後悔する人は少なくない。その後悔の多くは、能力や才能ではなく、「いつかやろう」と決断を先延ばしにしたことから生まれている。では、後悔の少ない人生を送る人は、どのような考え方をしているのだろうか。話題の書『人生は気づかぬうちにすぎるから。』で紹介されている考え方の中から、そのヒントを紹介する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)
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「いつか」は簡単にやってこないことを理解する
「いつか時間ができたらやろう」「落ち着いたら挑戦しよう」
そんな言葉を、自分に言い聞かせている人は少なくない。
旅行に行くこと。新しい趣味を始めること。転職や学び直しに挑戦すること。
しかし、その「いつか」は思っているほど簡単にはやってこない。
気づけば何年も同じ毎日を繰り返し、「あのときやっておけばよかった」と後悔することになってしまう。
「先延ばし」にするのをやめる
だからこそ、つまらない老後を過ごしたくなかったら、真っ先にやめるべきなのは、「いつかやろう」と先延ばしにする習慣である。
そこでおすすめなのが、「10年後の後悔テスト」をしてみることだ。
「10年後、私はこの決断についてどう感じるだろう?」
この質問は、現在の雑音を取り除き、決定の先延ばしにつながるプレッシャーを和らげるのに役立つ(なお、「選択しないのも選択のうち」ということも覚えておこう)。この質問は、さまざまなタイプの選択肢に当てはめられる。
・転職すべきか、それともこれまでとは違った道を追い求めるべきか?
・他の都市や国に移住すべきか?
・学校に戻って学び直すべきか?
・この恋愛関係を続けるべきか、それとも終わらせるべきか?
・お金には ならないけれど幸せになれる趣味にもっと時間を費やすべきか?
「10年後の後悔テスト」では、たいていの場合、すぐに答えが出る。しかし、答えがわからないときはどうすればよいか?そういう場合は、「次のステップに進んだときに何を感じるか」に集中すると、決断を下すのに役立つ情報が得られる。たとえば、大学や大学院に進学すべきか迷っている場合は、実際に志願したときにどんな気持ちになるかを考えてみよう。行動を起こした結果どんな気持ちになるかを考え、それによってさらなる情報を得た後で、再び「10年後の後悔テスト」をしてみよう。
つまらない老後は、ある日突然やってくるものではない。
「いつかやろう」と先延ばしにした日々の積み重ねが、未来をつくっていく。
だからこそ、大きな決断に迷ったときは、「10年後の自分は、この選択を後悔していないだろうか」と問いかけてみよう。
その一つひとつの決断が、10年後、20年後の人生を大きく変えていくのである。
(本稿は、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』の発売を記念したオリジナル記事です)






