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採用面接では、明るく堂々と流暢(りゅうちょう)に自己アピールできる候補者が高く評価されがちです。しかし、面接で際立って見えた人が、入社後も成果を出すとは限りません。一方で、第一印象は地味なのに、入社後に着実に伸びていく人がいます。両者を分けるのは性格ではなく、受け答えのなかに必ず表れるある要素でした。表面的な印象に惑わされず、入社後の成長可能性を見極める方法を、人事・採用コンサルタントが解説します。(人材研究所ディレクター 安藤 健、構成/ライター 奥田由意)
面接官にとって
明るさは分かりやすい優秀さのサイン
採用面接では、堂々と自己アピールできる候補者が高く評価されやすいものです。短い時間で相手を判断しなければならない面接官にとって、明るさや社交性、場慣れした振る舞いは分かりやすい優秀さとして映るからです。
実際、社交性の高く外向的な候補者ほど面接の評価が上がりやすいことは、研究でも明らかになっています(※1)。
面接官も人間ですから、最初の印象で評価が決まってしまう初頭効果(プライマシー効果)や、目立つ特徴に引きずられて全体をよく見てしまうハロー効果からは逃れられません。
しかし、面接で際立って見えた人が、入社後も高い成果を上げるとは限りません。
華やかな経歴を語っていても、実際には優秀な上司や同僚のそばにいただけかもしれません。チームで出した成果を、自分の実績のように説明しているのかもしれません。他人の成果へのただ乗り、いわゆるフリーライダーである可能性もあります。話がうまい人ほど、成果をもっともらしく語れてしまう。そこが面接の怖いところです。
一方で、第一印象は地味で、決して弁舌も巧みではないのに、入社後に着実に成長し、大きな成果を出す人がいます。こうした人材を見抜けない会社では、なぜあの人を採用したのかという不満が現場から出てくる一方で、本来採用すべきだった伸びる人材を他社に奪われてしまうことになります。
では面接官は、候補者のどのような受け答えに注目すれば、表面的な印象に惑わされず、入社後の成長可能性を見極められるのでしょうか。







