高度な分析や一攫千金を狙う投資手法に惑わされていませんか? 定年退職後から本格的に株を始め、89歳で株式資産1億円を築いた現役投資家・リョウジさんが長年守り続けてきたのは、複雑な分析を捨てるスタイルでした。テレビ東京系『ワールドビジネスサテライト(WBS)』でも話題のリョウジさん初の著書『「株ノート」で60歳から1億円』をもとに、不安で眠れなくなる投資を避け、長く相場を生き残るための鉄則に迫ります。

【92歳 現役投資家が教える】株式投資を続けるための「絶対的タブー」ワースト1写真:小林真子

「枕を高くして眠れる」超シンプル投資術

株式投資を始めると、多くの人が「もっと高度な手法を使わなければ勝てないのではないか」と考えがちです。画面いっぱいに複雑なチャート分析を表示させたり、一攫千金を狙ってレバレッジをかけたりする人も少なくありません。

しかし、92歳の現役投資家・リョウジさんの投資スタイルは、それらとは真逆の「超シンプル」なものでした。長年相場と向き合ってきたリョウジさんが守り続ける、2つの鉄則を見ていきましょう。

複雑な分析は不要! 株価チャートは「基本の定規」で十分

投資の勉強を始めると、数多くのテクニカル分析の手法に出会います。しかし、情報を詰め込みすぎると、かえって買い時や売り時の判断が鈍ってしまう原因になります。リョウジさんは、チャート分析についてこう断言します。

【分析】株価チャートは「基本」だけでいい 複雑なテクニカル分析など不要です。移動平均線や乖離率など、自分が見慣れた「基本の定規」さえあれば、相場の波は十分に読めます。
――『「株ノート」で60歳から1億円 92歳現役投資家リョウジさんの超★シンプル投資術』より

大切なのは、新しい手法に次々と目移りすることではなく、自分が使い慣れた「基本の定規」を徹底的に使いこなすことです。

株価のトレンドを示す「移動平均線」や、現在の株価が適正水準からどれだけ離れているかを示す「乖離率」といった基本指標だけでも、じっくりと観察を続ければ、相場の波を捉えるには十分なのです。