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ムダな会議、ムダな残業、ムダな気づかいに振り回されないためには、どうすればいいのか――。こんな悩みを解消するための具体的な技術を、元・日本マイクロソフト業務執行役員、澤円さんの著書『思考をアップデートする全技術』(アスコム)から一部抜粋して特別公開します。今回は「管理職に向かない人の特徴」について解説します。
現場で優秀だったマネジャーが
言いがちなセリフ
あなたは上司にこんなことを言われたことはありませんか?
「もっとやる気を出せ!」
「モチベーションを上げていこう!」
はっきり言うと、これではマネジャー業失格。モチベーションは、他者が手を加えて上がるものではないからです。上から命令したからといって、部下のモチベーションは上がりません。
マネジャーの立場にいる人は、この事実をまず理解したほうがいいでしょう。たとえ結果的に上がったように見えても、「人間のやる気というのは、他者によっては変えられない」ことを前提に考えたほうがいいと僕は思います。
マネジャーがやらなければならないのは、モチベーションが上がる環境を整えること。チームの力を阻害する“モチベ”ブロッカーを外していき、みんながのびのびと仕事ができる環境を整えることが重要な仕事です。
でも残念ながら、日本の企業ではマネジャー自身が“モチベブロッカー”になっているケースがとても多く見られます。典型的なのは、部下に対して「数字を上げろ」「書類をつくれ」「やる気を出せ」と命令や指示ばかりしているタイプ。でも、人に対して命令する権利などマネジャーにはありません。
人を自由に動かす権利までは与えられていません。リソースのなかに「人」が含まれているだけで、人の心も含めて自由に動かす権利なんて、そもそも誰にもないのです。







