スマホがいかに私たちの
生活時間の多くを構成しているか

 さらに、これをもとに、1日の利用時間を100%として、各カテゴリがどの程度の割合かを示したのが図1-10です。両者を合わせてみると、2010年代後半、日本社会では、平均的利用者で、1日4時間から5時間スマホを閲覧し、SNS、ブラウザ、ゲーム、娯楽・動画、ニュースの5カテゴリで利用時間の7割前後を費やしていました。

図1-10 スマホ利用時間の配分はどう変わったか同書より転載 拡大画像表示

 そして、ポイント利用が2020年代に入って社会的に拡大するとともに、ポイント利用者は平均的に1日6時間から8時間スマホを利用し、ポイントだけで2割以上、ポイントと前記5カテゴリでやはり7割前後の利用時間を充てているのです。

 重要なのは、これが「一部の人が極端に長く使っている結果」ではなく、各カテゴリアプリ非利用者も含めた平均値だという点です。つまり、現代日本において、スマホがいかに私たちの生活時間の多くを構成しているかが、数字として明確に示されています。

『スマホは心を操る』書影スマホは心を操る』(木村忠正、朝日新聞出版)