この接頭辞pan-の訳には「汎(はん)」という音訳も使われ、「汎太平洋」などの言葉ができています。
sonicの語源はラテン語のsonus「音」で、このsonusからは英語sound「音」やunison「ユニゾン」が生まれています。オーディオビジュアル機器を手掛ける会社SONYの由来の1つもこのラテン語sonusです。
ラテン語で「音がする」はsonareといい、こちらはsonata「ソナタ」の語源です。またsonareにはresonare「反響する、響きわたる」という派生語もあり、このresonareは「りそな銀行」の名前の元でもあります。ひらがなで綴られるために意外ですが、ラテン語なのです。
なお、りそな銀行の本店は大阪府にあります。合併前の大和銀行が大阪で創立された銀行であり、その歴史を引き継いでいます。
「ユニクロ」も「UNO」も
語源は同じラテン語の「1」
山口県で紹介したいのは、県内に本社を構える有名企業、ユニクロです。
この「ユニクロ」という名前は、1号店の元の名称「ユニーク・クロージング・ウエアハウス」(UNIQUE CLOTHING WAREHOUSE)を略したもので、元の意味は「ユニークな衣服の倉庫」です。
ちなみに三菱鉛筆のuni(ユニ)も、ユニクロと同じく、英語のuniqueに由来します。
英語のuniqueは、ラテン語unicus「唯一の、独特な」から生まれた単語で、unicusはunus「1」の派生語です。「唯一の」という意味から、似たようなものがないという連想で「独特な」という意味も生まれました。
unusからはスペイン語やイタリア語のuno「1」が生まれており、有名なところでは、カードゲームのUNOはここに由来します。このゲームで「ウノ」と宣言するのは、残り1枚の「1」という意味なのです。
このようにユニクロとuni、UNOは実は同じ源にさかのぼれるのです。
3つの言語が合体している
「ドモホルンリンクル」の由来
テレビCMで何百回も聞く化粧品「ドモホルンリンクル」を製造する再春館製薬所の本社は熊本県にあるということを知っていましたか?
その再春館製薬所の名前の由来は、熊本藩の藩主が1756年に設立した日本最初の公立の医学校「再春館」です。







