「毎日が同じことの繰り返しで、なんとなく物足りない」「毎日をもっと充実させたい」。そんな思いを抱いてはいないだろうか。話題の書籍『人生アップデート大全』には、停滞した日常を一変させるためのヒントが数多く収められている。今回は、本書の内容をもとに、ライター・柴田賢三氏に寄稿いただいた。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

【人生後半】「生きていることがつまらない人」と「毎日にワクワクできる人」の決定的な差とは?Photo: Adobe Stock

50代になってから挑戦した「英検5級」

私は「英検5級」を持っている。

こう言うと、ほとんどの大人に笑われる。公式には「中学1年生レベル」とされているが、実際は小学生でも合格する難易度だからである。

なぜ、わざわざそんな低レベルな試験を受けたのか。

娘が小学低学年の頃、英会話スクールに通っていて、初めて英検5級に挑戦することになったのだが、「一人で受験することが不安だから嫌だ」と言いはじめた。

そこで、「お父さんも勉強して、一緒に受験してあげるから頑張ってみない?」と提案したところ、娘がやる気になったのだ。

半分、冗談のつもりだったが、あとに引けなくなった。

いざ娘と一緒に勉強をはじめると、簡単なテスト問題でもけっこう間違うので焦った。

娘と時間を決めて毎日一緒に勉強していたが、「お父さんだけ試験に落ちる」という最悪な事態を避けるため、こっそり自習も欠かさなかった。

「親御さんは廊下でお待ちください」

迎えた試験当日、会場となる学校の教室には娘と同年代の小学生と付き添いの親がいたが、開始時間になると保護者は退室を促された。

私が堂々と娘の隣の席に座っていると、女性の試験官に注意された。

「親御さんは廊下でお待ちください」

「いえ、私も受験生です」

試験官と、一緒に受験する小学生たちの驚いた視線を一斉に浴び、下を向いた。

人生を変える決定的な差:「新しいことに挑戦するかどうか」

停滞した自分を変える指南書『人生アップデート大全』の中には、「やったことのないことに挑戦してみる」という項目がある。

「多くの人は『人生が行きづまっている』と感じますが、実際は『いつも選んでいる選択肢が同じなだけ』なのです。
アスリートが利き腕と逆の腕を使って動作を見直すように、ふだんとちがう行動をすると、自分のパターンに気づき、新しい可能性が開けます。」
――『人生アップデート大全』より

著者の池田貴将氏は、「いつもと同じ」は安心感をもたらす一方、「いつもとはちがうこと」は常に新しい扉を開くと書いている。

私は無事に、娘と一緒に英検5級に合格。

運転免許以外の資格を何も持っていなかったので、これだけでも自信につながった。

その頃に誘われていた未経験の仕事にもチャレンジする気になった。

新しい一歩は、次の一歩を踏み出す勇気をくれるのだ。

(本稿は『人生アップデート大全』に関する特別投稿です)