同書より転載
感じのいい人は、生まれつき話し上手なわけではない。名前の呼び方や相づち、雑談の話題選び、頼みごとや断り方など、会話のちょっとした工夫で相手に安心感を与えている。「また話したい」「また会いたい」と思われる人は、どんな言葉の使い方をしているのか。※本稿は、一般社団法人JCMA代表理事の吉井奈々『なぜか、また会いたくなる 感じのいい人の心がけ帳』(PHP研究所)の一部を抜粋・編集したものです。
名前を呼ぶだけで
言葉の温度は上がる
「田中さん、おはようございます(♪)」。
「佐藤さん、コピーお願い(♪)」。
名前を呼んで、語尾にほんの少しのやわらかさ(♪)を添える。たったそれだけで、言葉の温度はぐっと上がります。
名前を呼ぶことは、「あなたのことをちゃんと見ていますよ」という存在承認のサインなんです。
人の名前に隠されたパワー。
人は、自分の名前を呼ばれないと、じわじわと孤独を感じていく生き物です。
「どうせ私なんて必要ないんだ」と仕事への意欲が薄れてしまう背景には、職場で自分の「居場所」を感じられないことがあるかもしれません。
だからこそ、名前を呼んで話しかけてみる。それだけで「私はあなたを見ていますよ」というまっすぐな肯定のメッセージになります。
そしてもう1つ大切なのが、語尾の「(♪)」。
ほんの少しやわらかいトーンを添えるだけで、言葉に体温が宿り、自然と声も明るくなっていきます。そうすると、相手は「また力になりたい」と思えるんです。
あいさつも、お願いも、お礼も、名前ではじまり、やさしく終わる。このサンドイッチを心がけるだけで、あなたの言葉はずっと感じよく届くようになります。







