その担当さんが青山学院大学のキャンパスにも渋谷駅にも「徒歩12分」の物件を紹介してくださったのですが、私がそれを不服として、「徒歩12分ですかぁ~」と言いましたら、その担当さんが一言。

「徒歩12分なんて、良い方ですよ。歩いてくださいヨ。」

 でも、「徒歩5分」。いや、百歩譲って、「徒歩1桁分」にはこだわりましょう。

 賃貸ならまだしも、資産として購入するのですから、徹底的にこだわり抜いて、無理のない範囲でなら借金をしてでも「駅近物件」を買いましょう。

 借金は返済していく間に額面が減りますが、希少価値の高い駅近物件は、価格が下がらないか、上がります。そうすると、一等地に住みながら、何年かして売った時には、かなりの資産を形成できてしまうのです。

 たとえば、物件価格8000万円、築10年の駅近物件を買ったとします。頭金は2000万円として、借入元本を年間に200万円ずつ返済するとします。

 そして、10年後に売却する時の売却価格も8000万円だとします。この時点における借金の額は4000万円ですから、売却価格の8000万円から、この借金の4000万円を差し引いた4000万円が手もとに残ります。

マイホームを買うなら
駅近物件一択

 このケースでは、最初に頭金が2000万円あったのですから、売却時に2000万円が戻ってくるのは、なんとなく自然かもしれません。

 しかし、売却の時点で手もとに残っているのは、4000万円です。借金が10年間で2000万円減ったのに、不動産である資産の価格が下がっていないので、支払った元本部分は、あたかも「物件の中に貯金していた」かのような効果を発揮して、物件の売却時に手もとに残っている(戻ってくる)のです。

 この事例を現実のものにすれば、物件に対しては一切お金をつかっていなかった、ということになります。

 まさに、自己資金の2000万円と借金で用意した6000万円という資産を不動産という資産に「資産の種類を変更していただけ」です。