現代ではメールで伝達するのが普通なので、メールを受けた人は返信で自分の意見を素早く述べることができる。「~ればいいかなと思います」という表現は、この事実からも普及してきた表現だと考えられる。
というのも、もしも手紙でこのような文章が送られてきたとしたら、受け取った人はかなり困ることだろう。月曜日に行われるかどうかがはっきりとしないためだ。すぐに確認しようにも郵便は日数がかかる。
ビジネスシーンでは、憶測で動くと致命的なミスにつながる可能性がある。決定事項を伝えたければ「次回は月曜日に行います」と断言し、意見を求めたい場合には「次回は月曜日に行いたいのですが、いかがでしょうか」と尋ねるべきだ。明確に伝えるようにしよう。
「今日はこれで終了みたいな感じです」
→比喩でもないのに「みたいな」って…
さすがに上司や取引先に向かって、「今日はこれで終了みたいな感じです」と発言する人はいないだろうが、同僚や友人に対してはどうだろうか。「もう少し丁寧にやったほうがいいかなみたいな」「今日は飲みに行っちゃおうみたいな」などと、文末に「みたいな」をつけて会話をする人が時々いる。
この「みたいな」という言葉には、もともと以下のような用法がある。
<比喩>何かに似ている
「それは夢みたいな話だ」などと、何かに例える場合に使う。
<例示>例を挙げる
「出張時の自分の飲食費みたいなものは経費に含みません」などと、例を挙げる場合に使う。
<ぼかし>断定を避ける
「彼は明日休みを取るみたいなことを言っていました」などと、断定を避ける場合に使う。
「今日はこれで終了みたいな感じです」という文の「みたいな」は、上記の<ぼかし>に当たると考えられる。断言できないと感じた場合に使うのだろう。そして、それが高じると、文末に「みたいな」をつけて会話を行い、自分の意志をオブラートに包むようにして伝えるようになってしまう。
ビジネスシーンではもちろん、このような伝え方はNGである。「今日はこれで終了みたいな感じです」などと言われたら、「終了なのか違うのか」と思ってしまうだろう。「今日はこれで終了です」と断言すべきだ。







