丁寧なつもりが逆効果…上司をイラッとさせる「7文字」のNGワードとは?敏感な上司をイラつかせるメールを書いていませんか?(写真はイメージです) Photo:PIXTA

同じ社内にいても口頭ではなくメールで済ませる人が増えている。上司から呼び出されて詰問されるよりは、メールで失態について釈明するほうがラクな人も多いだろう。しかし、その文章が要領を得ないものであったら、さらに上司をイラっとさせるかもしれない。文章のプロが、長年の経験に基づいて「素人が書く文章」の特徴を指摘し、的確な文章にするポイントを解説する。(日本文章表現協会代表理事 西田延弘)

「ご飯とか食べましたか」
→ひとつなのに「とか」になる

「とか」は、「犬とか猫とかといった動物」のように、2つ以上を列挙する際に用いるのが正しい用法だ。しかし、昨今では「ご飯とか食べましたか」のように、ひとつのものを受ける際にも「とか」を使う文が散見される。

 なぜ、間違った用法を使ってしまうのだろうか。それには、以下の原因が考えられる。

・言葉を濁した表現
「ご飯とか食べましたか」には、少し言葉をにごすことで表現を和らげようとする意図があるだろう。発言者は、相手を詰問するのではなく、気軽に尋ねるニュアンスにしているつもりだろう(間違っているが)。

・複数ある場合でのカジュアルな表現
「明日の資料などを確認ください」と言うべきところを、日頃会話で使っている「とか」を無意識に使って「資料とかを確認ください」と言ってしまう。

・ひとつではないかも知れない
「もしかしたら、それ以外にもあるかも知れない」と思われる場合に用いる。「そのご質問への答えはこれとかになります」などと言う場合だ。ほかに正解があるかも知れないと思う発言者の、自信のなさが現れている。

「とか」を使わずに明確に伝えるには、どうしたらいいのか?

 複数には「など」「や」を使えばいい。また、「ご飯はもう済みましたか」と尋ねても、詰問されていると感じる人はいないだろう。

「とか」はカジュアルな表現であるため、ビジネスシーンでは用いるべきではない。メールであっても、その点はわきまえておくべきだろう。