「高成長株」は、成長株のなかでも、さらに成長期待が高いもので、成長株の上に位置します。PERやPBRなど株価指標で見て高く評価されるのが普通です。
ただし、高成長株をうまく見つけて投資できれば、利益がぐんぐん伸びるので、そこから株価上昇率も高くなります。
一方、成長性は高くなくても、そこそこ良いリターンが得られるのが割安株投資です。なかでも、PERやPBRが極端に低い激安株を選んで投資すると、高いリターンが得られることがあります。激安株は、成長しなくても、安定的に利益を稼ぎ続けるだけで見直されて株価が大きく上昇することがあるからです。
高成長株も激安株も、投資に成功すれば高いリターンが得られて痛快です。
ただし、高いリターンを得るには大きなリスクを負う可能性があります。成功すれば高いリターンが得られますが、失敗すると大きな損失につながる――その意識は必要でしょう。
高成長株と思って投資したのに、成長ストーリーが崩れて没落していくと、株価が暴落して大損します。また、激安株と思って投資したのに、構造的な不振から脱出できずに巨額の赤字を計上して財務不安が出ると、株価が暴落して大損します。
つまり、高成長株も激安株も、もろ刃の剣です。
本物の成長株を見抜くための
4つのチェックポイント
ここからは、成長株投資を中心に、私のファンドマネジャー時代の経験を通じて学んだことをお伝えしていきます。それでは、良い成長株を見つけるためには何に注目すべきでしょう?
ずばり、下記の成長株の4条件を満たしている企業が見つかれば完璧です。4つの「高い」を満たす企業が、良い成長企業と言えます。
「成長株の4条件」
(1)市場成長性が高い
(2)競争優位性が高い
(3)参入障壁が高い
(4)マネタイズ力が高い
全部満たせば、
成長株の4条件を満たしている成長企業A社(架空の会社)
(1)市場成長性
A社が開発した新しいAIを組み込んだ建設ロボットが日本で大ヒット。今後、米国およびアジアでも発売される。海外でも成功が見込まれる。
(2)競争優位性
A社が独自開発したAIを組み込む。他社は同じものは提供できない。
(3)参入障壁
顧客別ニーズに合わせて「カスタマイズ(特別仕様)」して出荷。きめ細かなカスタマイズは他社にはできない。
(4)マネタイズ力
競合がないので、高価格で販売し、高い利益率が得られている。
成長株の候補銘柄を見つけたら、まずはこの4条件を満たしているかセルフチェックしてみてください。







