人工知能(AI)関連の起債の波が、債券市場に押し寄せようとしている。投資家は意外な場所に避難先を見つけるかもしれない。いわゆるハイパースケーラー(大規模クラウド事業者)の直近の決算発表を受け、AI投資計画への期待がさらに高まっている。また、キャッシュフローが一段と圧迫されるとの見通しから、さらに多くの資金を借り入れる必要が出てくるかもしれない。ゴールドマン・サックスのクレジットストラテジストは、2027年にハイパースケーラーが直接発行する高格付けの投資適格社債は世界全体で約4000億ドル(約62兆7000億円)に上ると試算している。今年も約2500億ドル分の同社債発行が見込まれている。債券価格は供給に非常に敏感に反応することが多い。そのため、こうした予想が、最も規模が大きく信用力の高い企業の社債でさえも、その価格を押し下げ、利回りを押し上げる一因となっている。