会議で話し合うビジネスパーソン写真はイメージです Photo:PIXTA

「優秀なメンバーがそろっているのに、なぜか成果が出ない」「会議では議論を尽くしているのに、なかなか前に進まない」――そんなチームに心当たりはないだろうか。実は、うまくいかない組織には、特定の役割に偏り、チームに必要な役割が欠けているという共通点がある。あなたのチームに足りない「空白のピース」とは?※本稿は、作家の伊庭正康『診断で自分らしく働ける!あなたの役割の見抜き方』(朝日新聞出版)の一部を抜粋・編集したものです。

「今のチームに足りない役」
が何かを見抜く視点を持つ

「今のチームに足りない役は何か?」という問いかけを持つこと。これが、チームを強くします。

 実は、チームのエネルギーには方向があるのを知っていますか?

・上司に吸い上げられているだけではないか?

・ひとりに負荷がかかっていないか?

・どこかで使われていないまま滞っていないか?

 こんなふうに、エネルギーの方向を見ると、空白のピースの役も見えてくるようになります。

 たとえば、エネルギーの方向が拡散し、誰も責任をとらない状況であれば、「突破役」や「旗振り役」のような決断ができる「行動の役割」が、空白のピースです。会議でメンバー全員が沈黙状態、エネルギーが滞留しているなら、「みんな元気?積極的に発言しようよ!」と鼓舞できる「盛り上げ役」が空白のピースです。

 そんなふうに、エネルギーの方向からも空白のピースの役割を見抜く視点を養うことができます。

 ここでは、これまで年間200回以上の研修や講習などを通じて私が見てきた“うまくいっていないチーム”の代表的なケースをご紹介します。“うまくいっていないチーム”には共通の特徴があります。