『風、薫る』第59回より 写真提供:NHK
朝ドラこと連続テレビ小説『風、薫る』(NHK)の主人公・大家直美(結婚後は小川直美)を演じる上坂樹里さん。もうひとりの主人公・一ノ瀬りん役の見上愛さんがオファーで選ばれたあと、オーディションで二人目の主人公・直美役に選ばれた。
朝ドラの主人公役になることが夢だったと語る上坂さん。夢だった主人公役は、天涯孤独なみなしごという設定。世をすねて生きてきたが看護婦となり、貧しく困っている人達を助けるために派出看護の活動をはじめる。波乱万丈な人生のなか大きな変化を見せる役を鮮やかに演じている。
朝ドラの現場で21歳の誕生日を迎える直前の瑞々しい上坂さん(取材は7月上旬に行われた)。ドラマの中で結婚、妊娠という人生の岐路を迎えたところでインタビューした。
見上愛さんが上坂さんのことを「取材会の前に、どんな質問にも答えられるように、何週の何話で何が起きたかなどを復習して、メモしたり、質問案を事前に読んで回答を考えたり、とても真面目なんです」と語っていたが、本当に真面目に一生懸命、質問に答える姿がまぶしかった。(聞き手・構成/ライター 木俣 冬)
朝ドラの主人公になることは
一番の夢だった
――朝ドラに出てからの反響はありますか。
放送が始まってから、毎日朝ドラを見てくださっている方々からメッセージが届いたり、知り合いからも「毎日見てるよ」という連絡をいただいたりしています。私のSNS投稿へのコメントが「樹里ちゃん」じゃなくて「直美さん」なんです。直美として認識してくれていることがとてもうれしいです。
――朝ドラの主人公を演じる仕事は他のお仕事とは違いますか。
私は俳優の仕事をはじめたとき、朝ドラの主人公になることを一番の夢に掲げていました。念願かない、朝ドラの現場に入って経験したのは、毎朝8時から本放送が流れている時間とスタジオ収録の支度時間とが重なることです。毎朝スタッフさんと一緒にオンエアを見ながら支度する、それが当たり前の習慣のようになることで朝ドラに出ている実感を味わっています。
――ここまで約1年間、朝ドラの主人公として走り続けてきていまどんなことを感じていますか。
準備を含めて1年弱、直美を演じてきました。最初のころは、直美の言動が素直ではなく、すぐ相手に突っかかっていくことも多かったのですが、りんを含め、いろんな人と出会う中で、徐々に内面が変わっていきます。変わっていく直美を演じている私自身が変化し成長したと感じています。
これは1年という長い時間を使って1つの役をできる朝ドラならではだと思います。







