見上さんとは
「一緒にいることが当たり前のような空気感」

――直美は妊娠してお母さんにもなる展開です。

 母親になる役は初めてで、母に妊娠中はどうだったか聞いて臨みました。また、実際におなかを大きくするために衣装のなかに詰め物を入れるのですが、そうすると本当に足元が見えなかったり、いままで不自由なくできていたことができなくなったり、普通に歩くのも難しかったりすることを知りました。

 普段、使わない神経を使うので苦戦する部分が多かったですが、やっているうちに自然に手がおなかにいくようになったり、話しているとき、その視線がちょっとおなかにいったり、常におなかを意識するようになって。自分の中に芽生えてきた初めての感覚にびっくりしました。とても新鮮な体験でした。

――バディ役の見上愛さんとの共演はいかがでしたか。

 見上さんと一緒にいると居心地が良すぎます。いまや一緒にいることが当たり前のような空気感です。いつも前室(スタジオの前の控室のような場所)に見上さんと私用の机が2つ並んでいるのですが、どちらかが早く撮影が終わったり、どちらかが一日だけいなかったりすると、机が1つ片付けられて、そのとき急に孤独を感じて寂しくなります。

 見上さんは、はじめてお目にかかったときから、とてもしっかりされていて。撮影がはじまってからも第一印象通り、現場を引っ張ってくださっているのですが、意外とおちゃめな部分だったり、実は怖がりだったりという面を知ることもできて、それが嬉しいです。

――これから後半戦に向けてどんなお気持ちですか。

 いろいろな人の看護を経て、直美は派出看護を目指します。これまでの多くの出会いがきっかけになっていることをしみじみ感じています。

 最近、撮影の終わりが急に見えてきて、残りの台本も片手で数えられるほどになったとき、寂しさみたいなものを感じはじめています。最後まで健康に、見上愛さんと一緒に駆け抜けられたらいいなと思っています。

【プロフィール】
Juri Kosaka
2005年7月14日生まれ、神奈川県出身。Seventeenの専属モデルを経て21年俳優デビュー。22年にLINE VISION「可愛くなったらさようなら」で初主演。22年 NHK「ヒロイン誕生! ドラマチックなオンナたち」#2で名優・北林谷栄を演じた。主な出演作品にドラマ「生理のおじさんとその娘」「いちばんすきな花」「となりのナースエイド」「ビリオン×スクール」「御上先生」「いつか無重力の宇宙へ」などがある。