「朝活に挑戦したい」と思いながらも、仕事がある日は忙しさに左右される――そんな経験はないでしょうか。生活リズムを変えやすい夏休みは、新しい習慣を身につける絶好のタイミングです。大切なのは、頑張ることではなく、毎朝の行動をあらかじめ決めておくこと。たった30分の積み重ねが、その後の1日、さらには人生そのものを変えていきます。「体」「時間」「環境」「思考」「心」「人間関係」をととのえるための具体的な習慣術を書いた『ととのえる。―超忙しくてもいつもご機嫌な人の習慣術―』(ダイヤモンド社刊)から、「朝の30分ルーティン」のつくり方を紹介した一節を抜粋・編集して掲載します。

夏休み中に始めれば一生続く。「朝30分」で人生が変わる習慣Photo: Adobe Stock

「用意しているメニューを一気にやる」のが大事

 1日のパフォーマンスを最大化するためにおすすめなのが、朝起きてからの30分を完全ルーティン化することです。

 ポイントは、「朝、何をするか考えるのではなく、用意してあるメニューを一気にやる」こと。人間の脳は、何かを選択したり決断したりするたびに、少しずつエネルギーを消耗していきます。

 スティーブ・ジョブズが毎日同じ服を着ていたように、朝の行動をパターン化して脳を「自動操縦モード」に切り替えることで、大切な仕事に使うためのエネルギーを温存することができるのです。

 たとえば、僕のルーティンリストには、ベランダに出て太陽の光を浴びる「光合成」や、プロテインを飲む、スクワットをする、1分間の瞑想英会話の勉強など多種多様な項目が並んでいます。

 これらを一つひとつ選ぶのではなく、あらかじめ組んでおいた「30分間の朝用メニュー」として、流れるようにこなしていきます。

 これをするうえで一番大切なのは、無理をしないことです。

「やれたらハッピーだけど、やれなくても別にいい」。それくらいのゆるくて自分に優しい設計にしましょう。厳格なルールにして、できなかったときに自分を責め、ネガティブな気分を一日中引きずってしまっては本末転倒です。

夜の「やる気」に期待してはいけない

 なぜ、こうした自分磨きを含むルーティンを、夜ではなく「朝」にもってくるのでしょうか。それは、夜に行おうとすると、やる元気を出すことにエネルギーを使ってしまうからです。1日の仕事を終えた夜は、心身ともにエネルギーが枯渇しています。疲れた頭で「さあ、勉強しよう」「ストレッチをしよう」と自分を奮い立たせるには、朝の何倍ものやる気が必要です。

 1日の中で最もエネルギーが満ちている朝一番に、1日の目覚めとともにどんどん体を起こしていく感覚で取り組むほうが、圧倒的に効率がよく、心地よく継続できます。

 本書では、「朝の30分ルーティン」に組み込むとよい、おすすめのアイディアを掲載しています。ぜひ、夏休みに自分が心地よいと思う「朝のルーティン」を作ってみてください。