敵の陣地を見下ろす丘の上で、ブランドン・シルデン下士官はゴーグルを装着し、米海兵隊の最新兵器の発射に備えた。最新兵器とは、現代の戦争を様変わりさせている、小型の自爆型ドローン(無人機)だ。ゴーグルを使うと、視界に広がる地形を鳥瞰(ちょうかん)しながらドローンを操縦できる。コディ・ホロウェイ下士官は隣で携帯用スクリーンの映像を見ながら、シルデン氏を標的へ誘導した。約1.6キロメートル先にある敵の装甲兵員輸送車だ。ドローンが標的に激突した直後、海兵隊員が「スプラッシュ」と言った。「直撃だ」米軍は海兵隊をはじめ組織全体で、「一人称視点(FPV)」ドローンの配備を進めている。FPVドローンはウクライナでの戦争で劇的な成果をあげている。米軍は最終的に部隊が数百万機のドローンを運用する体制を目指す。
攻撃型ドローン、米海兵隊が大量配備急ぐ 課題も
「一人称視点」機能付きの使い捨て小型ドローンを導入することで、前線の判断で空からの攻撃を実施しやすくなる
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