米当局者らによると、ドナルド・トランプ米大統領は数週間前から、イランがホルムズ海峡を全面開放した場合に対イラン戦争での勝利を宣言するための地ならしを進めてきた。核合意なしでも手を引く用意があることを側近らに内々に伝えることさえあったという。しかし8日には、そうした限定的な目標の達成すら困難になった。イランがホルムズ海峡での自由な航行を認める見返りとして、米国による数十億ドルの支払い、周辺地域からの米軍撤退、米海軍による封鎖解除という、これまでで最も厳しい条件を突き付けてきたためだ。この急展開によって、トランプ氏は撤退に向けた選択肢が再び狭まったようだ。同氏は爆撃作戦を大規模に拡大すると繰り返し脅し、その後に発言を後退させてきた。しかし、最近の交渉で見られた混乱は、イランが長期の消耗戦に備えていることを示唆している。
ホルムズ海峡開放へ焦るトランプ氏、見透かすイラン
イランが米国に対して大幅な譲歩を新たに要求したのは、商業航路確保に向けた合意が間近だとホワイトハウスが示唆した数日後のことだった
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