中東の米軍基地に対するイランの攻撃は、最近ヨルダンであった攻撃も含めて、敵のミサイルやドローンによる脅威の高まりを浮き彫りにしている。しかし、米国は海外の基地や重要インフラ、人員を守る備えが不十分だ。米国が中東に置く拠点と同様に、太平洋地域にある米国の基地や関連施設は、とりわけ中国や北朝鮮からの攻撃に対して脆弱(ぜいじゃく)な状態にある。米議会や国防総省が直面している選択は明らかだ。こうした施設を守るために必要な資金を今投入するか、さもなくば将来はるかに深刻な問題に直面するかだ。米国のイランに対する軍事作戦「オペレーション・エピック・フューリー(壮絶な怒り作戦)」が始まって以降、イランは中東地域で航空攻撃やミサイル、ドローン攻撃を2000回以上行い、米軍が8カ国で使用している少なくとも20の施設に損害を与えた。イランがこれまでに装備や施設に与えた損害は米国だけでも130億ドル(約2兆円)に上る。イランは米軍用機42機以上を一部損壊または完全に破壊し、うち数機は空軍基地に駐機していたものだった。