病気のことに関しても全くの無知。自分の身に起きるとは想像していなかったし、体の不調が、まさか病気からくるものだとは思えなかった。
体調不良は気のせいだと思っていたし、思うようにしていた。これは、きっとプロ野球という厳しい世界の中で、特殊なプレッシャーを受けているせいだ。思うような結果が出ない中で、メンタルからくる体の不調なのだと。これくらいの疲れは当たり前だと思ってしまっていた。でも、そうではなくて、体そのものに異常があった。
結果的には、それから半年以上たったシーズンオフに検査を受け、大腸がんであることが発覚した。自分が身をもって経験したからこそ、人には「少し体調が悪かったら、すぐに調べたほうがいいよ」と言うようにしている。僕の話を聞いて、「気になったから、病院に行ってみた」という周りの人も増えてきた。いいことだと思うし、これからはこういう人がさらに増えていってほしい。
人によっては、病院に行くのが怖くて、体の不調を見て見ぬふりをしてしまうこともある。こうした人にどう向き合うかは、今後の自分の活動テーマにもなっている。
手術後のトイレの回数は
以前より約3倍に増えた
肛門に近い部分を切除したことで、トイレに行く回数は格段に増えた。半年ぐらいかけて徐々に機能が戻ってきたような気はするが、今でも完全に戻ったとは感じていない。手術前に比べると、回数が3倍ぐらいに増えたようなイメージだ。
これが、手術の後遺症といえば後遺症なのかもしれない。飲むお酒の種類によっては、急にお腹をくだしてしまうこともあるので、こういう細かい部分を気にしながら生活しないといけないというのは今も続いている。
トイレのことは、意識せずに済むまで、少なくとも1年はかかった。とはいえ、2023年や2024年になってからでも、ファームの遠征でバス移動の際などはすごく不安だった。博多から山口への移動、そして山口から四国へなど。2、3時間、座ったままというケースは、みんなに迷惑をかけないか気がかりだった。







