「悪口を言われてもいい」と割り切る

集まりの場では、ずっと同じ場所で鉢合わせている必要はありません。奥の部屋に引っ込んだり、トイレに行くふりをしたり、出かけるふりをしたりと、その場から物理的に離れる工夫をしてみてください。

ここで妨げになるのが、「立ち去ったり、そっけなく対応したり(スルーしたり)すると、後で悪口を言われるのではないか」という恐怖感です。その恐怖から無理にその場にいようとすると、余計に体調を崩してしまいます。

ですから、「むしろ悪口は言われたほうがいい(言わせてやる)」くらいの勢いで構えてみてください。「なんだあいつは」と言われることで、自分の身を守れたのだと認識するくらいがよいでしょう。

親戚が大勢集まる場所は、いわばパーティー会場のようなものです。こっそり姿を隠す場所はいくらでもあります。気が合う、仲のいい人とだけひたすらお喋りをするのも一つの手です。

滞在時間を減らし、無理な付き合いを避ける

滞在時間についても見直す必要があります。調子を崩してしまう方は、集まりの最初から最後までいようとしがちですが、その必要はありません。「ちらっと顔を出したら、すぐに帰る」という対応でも全く問題ないのです。

ちなみに私自身も、親戚付き合いはあまり得意ではありません。両親ともに兄弟が10人ずつおり、いとこまで含めると優に100人を超えます。中には拠点が海外の親戚もおり、集まりに行くと「久しぶりに日本から来た」と引っ張り回され、ぐったりと疲れてしまいます。そのため、親族がいる場所には滅多に行かないようにしています。

少し話が逸れましたが、とにかく「いる時間を少なくする」「当たり前に縛られない」ということが重要です。

最強の選択肢:「付き合いの悪い人」のポジションを狙う

最後に一番大切なことは、「会わない」という選択肢を持つことです。

「毎年帰っているから」と無理をして帰省する方も多いですが、毎年必ず行く必要なんて全くありません。「行かない年」をつくってしまえば、「あの人はたまにしか来ない」と認識され、無理に顔を出さなくても済むようになります。

親族の中にも「あそこは付き合いが悪い」「あまり顔を出さない」と言われている人が必ず一人はいると思います。実は、親族の集まりが苦手な方が目指すべきは、そのポジションなのです。あのポジションにいる人たちは、ある意味で「成功者」です。

「付き合いが悪い」と言われてしまえば、過剰に誘われることもなくなり、その場にいなくても誰からも何も思われなくなります。最初は嫌われるかもしれませんが、一気にそのポジションに行けると思えば、嫌われることも悪くありません。自分のペースを守るためには、1回嫌われてしまったほうが圧倒的に楽なのです。

本当に仲よくしたい人がいるのなら、その人とだけ個別に付き合えばいい。そのくらいの気持ちで、自分自身を守ってあげてください。