イランのマスード・ペゼシュキアン大統領とモハマドバゲル・ガリバフ国会議長は、戦争終結や疲弊した経済の立て直しに注力する必要があるとの見解を示した。6カ月に及ぶ戦争でより強気な姿勢を取る強硬派に公然と反発した形となる。戦争を巡る外交的な取り組みは行き詰まっており、トランプ政権は制裁とイラン港湾の海上封鎖を通じて経済的圧力を強める政策に転換している。戦争と経済的な締め付けは、すでに急速に悪化しているイラン経済をさらに圧迫している。通貨安を招き、国民が日々の生活必需品さえも手に入れるのが困難になっている。イランの穏健派指導部は、こうした圧力がいずれ国の安定を損なうことを懸念している。ただ、ホルムズ海峡の開放に向けて最近新たに厳しい要求を突きつけた強硬派と、大幅な譲歩を要求し今週改めて体制崩壊を求めたトランプ政権が合意に達することができるかどうかは不明だ。