慢性腎臓病が進行している可能性が高い、自覚症状をご紹介します。いずれかの症状がある場合は、すぐに検査を受けるようにしましょう。
■ 尿が泡立ち、その泡がなかなか消えない。
■ 尿が茶色い、または黒色に近い。
■ 尿から強いアンモニア臭がする。
■ 1日に10回以上トイレに行きたくなる。
■ 尿の量が1日3リットル以上出る、または400ミリリットル以下しか出ない。
■ 指輪や靴がきつくなった。
■ だるさや疲れやすさを感じる。
■ 食欲不振や吐き気がある。
■ 全身のかゆみがある。
■ 少しの運動で息切れする。
■ 貧血や立ちくらみがよく起きる。
■ 汗をほとんどかかない。
腎機能早見表で
自分の腎臓を知ろう
腎臓は機能が少し落ちたぐらいでは自覚症状が現れません。となると、現時点で自分の腎臓はどの程度元気なのか、気になるところですよね。そこで役立つのが、eGFRといわれる数値や腎機能のステージを簡単に把握できる腎機能早見表です。
同書より転載 拡大画像表示
『長生きは腎臓が10割 腎機能を高めて健康寿命を延ばす最高の習慣』(上月正博、Gakken)
eGFRは健康時の腎機能を100%として現在の腎機能を示したものです。血液検査でわかる血清クレアチニン値をもとに性別、年齢も加味して算出します。クレアチニンの値を調べて、ろ過機能が正常に働いているかを確かめるのですが、その性質上、クレアチニン値は筋肉の量と比例します。そのため、性別や年齢も考慮する必要があるのです。
自力で算出しようとすると複雑な計算式に当てはめる必要があるeGFRですが、早見表ならばその手間を省けます。6段階ある慢性腎臓病のステージをeGFRと一緒に確認できるのも、早見表の優れた点です。みなさんも、ご自身の検診結果をもとに調べてみてください。
たとえば50歳の男性でクレアチニン値が1.0ならばeGFRは63.1となり、60歳の男性だとクレアチニン値が同じく1.0でもeGFRは59.9となります。
eGFRが60を切ると、G3aステージに分類されます。この状態が3カ月をこえて続くと、慢性腎臓病です。なお、eGFRはあくまでも推定値ですので、正確な診断を受けるには専門医に診てもらう必要があります。







