9月1日は、新しい月の始まりであると同時に、今年も残り4カ月となる節目の日だ。「今年中にあれもやらなければ、これも終わらせなければ」と、焦って新しい目標や予定を増やしたくなる人もいるだろう。しかし、残り4カ月を充実させるために必要なのは、必ずしも「やること」を増やすことではない。むしろ、一度立ち止まって見直したほうがいいものがある。では、9月1日に「絶対に」すべきこととは何なのだろうか。『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』の内容をもとに、そのヒントを紹介する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)
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今年も残り4ヶ月……
9月が始まると、「今年も残り4カ月しかない」と焦る人は少なくない。
年初に立てた目標を思い出し、できていないことを数え始める。
仕事でも家でも、新たな予定を入れ、「ここから挽回しなければ」と自分を追い込んでしまうこともあるだろう。
もちろん、目標に向かって行動することは大切だ。
しかし、やるべきことを増やす前に、一度見直したいものがある。
たとえば、「メールは届いたその日のうちに返さなければならない」「頼まれたことは断ってはいけない」「休日も、何か有意義なことをしなければならない」といった、自分のなかの決まりごとだ。
こうした決まりは、きちんと毎日を過ごすために役立つこともある。
だが、守れなかったときに必要以上の焦りや罪悪感を生み、自分の時間を苦しめているなら、見直す必要がある。
新しい月の始まりに真っ先にすべきなのは、予定を詰め込むことではない。
自分を苦しめる「時間ルール」を一つ見直すことだ。
そのルールはあなたを幸せにするものか?
ヒントになるのが、次の考え方である。
自分を取り巻く「時間ルール」を認識する
まずは、現在あなたの日常生活を形づくっている時間ルールを列挙することから始めよう。たとえば、「メールにはその日のうちに返信する」といった個人的なルールもあれば、時間厳守や食事時間に関する社会的なルールもある。
時間ルールのリストができたら、それぞれのルールについて次の質問をしてみよう。
1.自分の幸せに役立ち、自分の価値観と一致しているか?
2.厳しすぎたり、柔軟性に欠けたりしていないか?/守れないときにストレスや不安
のもとになっていないか?
3.違反したり、ルールを変更したりした場合はどうなるか?
次に、自分にとって望ましい時間との関係を反映した新しい時間ルールを作成する。このときに大切なのは、柔軟性を持たせることだ。そうすれば、やむを得ず計画から外れたときでも、自分に寛容でいられる。
自分を苦しめる時間ルールは、たいてい「きちんと生きるため」に身につけたものだろう。
だからこそ、すべてをやめる必要はない。
自分を支えてくれるルールは残し、今の自分に合わなくなったものだけを少し変えればよい。
たとえば、「メールはその日のうちに返す」を「急ぎでなければ、翌日までに返す」にする。
「休日は有意義に過ごす」を「月に一度は、何もしない休日をつくる」にする。
ほんの少しルールに余白をつくるだけで、予定どおりに進まない日があっても、自分を責めずにすむ。
残り4カ月を充実させるために必要なのは、もっと自分を追い込むことではない。
自分の時間を、自分が大切にしたいものへ使えるように整えることだ。
新しい月の始まりに、自分を苦しめている決まりを一つだけ見直してみてはいかがだろうか。






