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経験のない仕事を任されると、すべてが未知に見えて思考停止してしまうことがある。だが、難しい仕事でも細かく分ければ、自分がすでに知っている部分や、最初に動けるポイントが見えてくる。未知の仕事を前に進めるための基本動作を解説する。※本稿は、作家の沢渡あまね『定時で成果 残業ゼロでも目標を達成するチームづくりの教科書』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の一部を抜粋・編集したものです。
想定外に遭遇したチームが
最初にすべきは「分解」
分解は業務改善、そして残業削減の基本です。一見、未知や想定外だと思われる仕事やものごとを細かく分解し、「既知」の部分にアタリをつける。さしあたって、どこからどう進めたらよいか探る。まさに、探索の動作です。
というわけで、未知のものごとに出会ったら、想定外に遭遇したら「まず分解」。これをチームの呼吸、すなわち基本動作にしましょう。
そうして仕事やプロセスを分解したうえで、既知の部分は改善による効率化(=時短)や外注を検討する、未知の部分は「成長のためのあえての模索や学習、および投資のための時間」として時間をかける、などのポリシーを管理職自身がまずもっておきたいです。
ここで意識したいのは3つ、「習慣」「仲間」「バリエーション」です。
そもそもあなたのチームやメンバーは、分解をする習慣があるか。それを問うてみてください。未知の仕事に取り組んでいるチームやメンバーの様子をよく観察してみると、もしかしたら以下の事実にあなたは気づくかもしれません。
● どうしたらよいかわからず、あたふたしている
● ずっと(1人で)考え込んでいる
● 思考停止、行動停止している
対象を分解する習慣があれば、または誰かが分解を手伝ってくれれば、はじめの一歩を踏み出すことができるでしょう。
とはいえ本人はものごとを客観的に見ることができず、分解する発想をもちにくいのはもちろん、そもそも対象物をどのように分解したらよいかもわからず困っているかもしれません。
経験の浅い人はとくに、ものごとの見方、切り取り方、分解の仕方のバリエーションを持ち合わせていないことも。よって、他人の助力があったほうがいい。
あなたのチームには、メンバーが困っているときに分解を手伝ってくれる人が育っていそうでしょうか?さらには、助け合う文化が醸成されているでしょうか?
分解の仕方を変えれば
突破口が見えてくる
ものごとを分解する方法もさまざまです。ひとつの方法を当てはめてみてしっくりこなくても、別の方法で分解してみたら「既知」の部分が見つかる、または「突破口」が見えてくることはよくあります。
何事も、景色を変えてみる工夫が大事で、それが私たちを「行き詰まり」から救ってくれます。
以下に、分解に役立つフレームワーク(枠組み)をいくつか紹介します。







