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仕事で行き詰まったとき、早めに助けを求めることは大切である。しかし、状況を整理せずに「どうしたらいいでしょうか?」と投げるだけでは、相談された相手の時間まで奪ってしまう。チームの仕事を滞らせない、相談・報告の「伝え方」とは何か。※本稿は、作家の沢渡あまね『定時で成果 残業ゼロでも目標を達成するチームづくりの教科書』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の一部を抜粋・編集したものです。
未知に遭遇したとき
「声」をあげられるか?
いざメンバーが未知の仕事やトラブルなどに遭遇したとき、どのような行動ができているか?
この問いも、メンバーおよびチーム全体の仕事の効率や質を高め、残業を減らすうえで極めて重要です。
未知に遭遇したときの初動がまずければ、1人で抱え込んで時間を浪費するか、あちこちに問い合わせて周囲の時間まで奪うか、いずれかの「残業スパイラル」に陥りやすくなります。
メンバーが未知に遭遇したときの初動を深堀りしてみましょう。
「この仕事はやったことがない」「このトラブルははじめて経験する」「この事象はいままで見たことがない」。
未知の事象に遭遇したとき、あなたの職場ではメンバーがこのような声をあげることができているでしょうか。
未知との遭遇を1人で抱えない。未知なる不安や苦しみをチームで共有することができる。その環境はメンバーひとり1人のストレスの軽減はもちろん、チーム全体で生産性を高めるためにも極めて重要です。
困ったときに「ヘルプ」の声を
あげられる職場環境を築く
私は、過去に発行した書籍『チームの生産性を上げる。』(ダイヤモンド社)にて、チームの生産性を下げる「4つの無駄な時間」を解説しました。
次の4つの時間はいずれも、チームに無駄な残業を生じさせる代表選手といっても過言ではありません。
● 思い出す時間……過去に対応した内容ややり方を思い出すために頭の中を探る時間
● 探す時間……必要なファイル、データ、書類などを探すためにシステムや共有フォルダを行き来する時間
● 悩む時間……次に何をするべきか、どう進めればよいかを判断するのに迷って立ち止まってしまう時間
● 問い合わせる時間……ほかの部署や同僚に確認しないと進められない状態になり、都度問い合わせるために使われる時間
あなたのチームはいかがでしょうか。
未知に遭遇したメンバーが1人で抱えて、1人で悩んで、1人で迷路を長い時間さまよい続けていないでしょうか。すぐ隣の人が解決策やヒントをもっているかもしれないのに?
あるいは、あちこちに問い合わせをしまくって疲弊していないでしょうか。それは、本人(個人)にとってもチームにとってもアンヘルシー(不健康)ですね。
メンバーが自分たち同士で(およびチームや組織を超えた人たちと)助けあい、ときに未知のテーマに対しても共創して答えを出していくための行動を「ヘルプシーキング行動」といい、私の著作『チームプレーの天才』(ダイヤモンド社)でも、共創型チームプレーに欠かせない行動様式として定義しています。







