穏やかな日の夕方、「片腕」と呼ばれるジブリール・ヤヒヤ・アリ氏と新妻は、イエメンのガイダ郊外のビーチ沿いへハネムーンのドライブに出かけた。ソマリア人のジブリール氏とイエメン人の妻は、共通の知人である武器商人を通じて知り合った。この商人は、ジブリール氏がイエメンの親イラン武装組織フーシ派から軍用武器を購入するのを手助けしていた。ジブリール氏はその後、ソマリア政府の打倒を目指して戦うイスラム過激派組織アルシャバーブに武器を密輸する手はずになっていた。この芽生えつつあった同盟は双方に利益をもたらすものだった。国際テロ組織アルカイダの系列組織として世界で最も裕福なアルシャバーブには資金があったが、武器と訓練を必要としていた。フーシ派には高度な武器と技術的知見があったが、資金と、西側諸国への攻撃に向けた新たな拠点を欲していた。
アルカイダ系とフーシ派の「テロ同盟」、米国の新たな難題に
ホルムズ海峡と並ぶ中東の要衝を脅かす二つの武装組織間の武器取引を1人の男が仲介した
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