年齢を重ねるにつれて、職場を離れたり、友人と会う機会が減ったりと、人とのつながり方は少しずつ変わっていく。では、老後も自然と人との関係が続く人と、気づけば孤独になってしまう人では、何が違うのだろうか。その差は、友人の数や社交的な性格だけではないのかもしれない。本記事では、子どもも読めて、大人に刺さる『小学生でもできる言語化』をもとに、「孤独な老後になる人の特徴」について解説する。(構成/ダイヤモンド社・秋岡敬子)
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「こんな話、しても仕方ない」と思っていませんか?
年齢を重ねても、たくさんの人に囲まれている人がいる。
その一方で、気づけば家族以外とはほとんど話さず、一日誰とも会話をしないという人もいる。
あなたの周りにも思い当たる人はいないだろうか?
知り合いの父親の話
以前、友人が父親についてこんな話をしていた。
定年してから、家にいる時間が増えたという。
ある日、父親が近所を散歩して帰ってきたので、「どこまで行ってきたの?」と聞いた。
すると、「そのへん」とだけ答えた。
ところが、あとから母親に聞くと、散歩の途中で新しいパン屋を見つけてパンを買い、公園では珍しい鳥を見かけたらしい。
「そんなことあったなら、言えばいいのに」と父親に言うと、「別に、人に何回も話すほど大したことじゃないだろ」と返ってきたという。
確かに、どれも大した出来事ではない。
しかし、人との会話とは、そもそも「大した出来事」だけでするものだろうか。
自分で「言ってはいけない」と決めつけてしまう
『小学生でもできる言語化』には、こんなページがある。
でも、そんなときも、ぼくから質問しながらやり取りを重ねていくと、その方の中から必ず何かが出てきます。
本当は自分の中に眠っている言葉があるのに、それに気づけていなかったり、「こんなことを書いたり言ったりしたらダメなんじゃないか」と決めつけて自分でブレーキを踏んでしまっていたりするわけですね。
――『小学生でもできる言語化』より
「話すことがない」と思っていても、本当に何もないとは限らない。
今日食べたもの。
道で見つけたもの。
テレビを見て思ったこと。
最近ちょっと気になっていること。
自分の中には、意外とたくさんの言葉が眠っている。
それなのに、「こんなこと、わざわざ言うほどじゃない」「つまらないと思われそう」と自分でブレーキを踏んでしまえば、その言葉は誰にも届かない。
孤独な老後になる人は「自分の話には価値がない」と思ってしまう
孤独な老後になる人の特徴・ワースト1は、「自分の話なんて誰も興味がない」と決めつけて、言葉を引っ込めてしまうことだ。
年齢を重ねれば、会社のように毎日誰かと顔を合わせる場所は少なくなる。
だからこそ、自分から人との間に「会話のきっかけ」を置いていくことが大切になる。
そのために、特別な経験も、面白いエピソードも必要ない。
「こんなことを言っても仕方ない」と、自分で自分の言葉を止めない。
何でもないことを言葉にして、誰かに渡す。
その小さなやり取りを続けられる人ほど、何歳になっても人とのつながりを失わずにいられるのだ。









