「なぜあの人がここまで大抜擢されるのか?」ということがある。会社で実力以上のチャンスをつかみ、大抜擢される人はどんな行動を取っているのか? その知られざる共通点をまとめたのが『仕事・人間関係で損する人、得する人』(伊庭正康著)だ。本記事では、本書の発売を記念して、特別に本文から一部抜粋・再編集してお届けする。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)
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真面目に仕事しているだけでは、あまり評価されない理由
ミスなく、期限通り、上司の期待通りに仕事をこなしている。
目標もしっかり達成している。
でも、なぜか大きなチャンスに恵まれない。
一方で、周囲の予想をはるかに超えて、重要な役職に大抜擢される人がいます。
なぜなのか?
それは、 「優秀な人が必ずしも抜擢されるわけではない」 からです。
大抜擢される人の共通点とは?
実は、抜擢される人に共通しているのは、「今の役割を超えた動き」をしていることなのです。
与えられた枠の中で100点を取る人より、枠の外に一歩踏み出した人のほうが、上の目に留まりやすいからです。
むろん、誠実な態度で信頼は確実に積み上がります。
・会議では抜け漏れのない、完璧な資料を用意する。
・間違えたことを言ってはいけないので、念には念を入れて調べておく。
こうした仕事ぶりで、「あの人に頼めば安心だ」と言われる存在になります。
一方、抜擢される人はちがいます。そこで、終わらないのです。
彼らは、ほんの少しだけ「逸脱」しているのです。
「小さな逸脱」が評価を劇的にアップさせる
「逸脱」とはどういうことか。
具体的には、こんな行動です。
・営業なのにマーケティングの会議に顔を出す。
・経理なのに業務改善を提案する。
・担当外の後輩の育成にかかわる。
どれも「ミッション外」の行動です。
しかし、この小さな逸脱こそが、「この人は今の枠に収まらない」というシグナルになるのです。
営業課長から2年後に執行役員に大抜擢。彼女の取った行動とは?
研修先でまさに「逸脱している人」に出会いました。
ある会社で、人事部が主催する研修に、別事業部の営業課長がひとりで参加していたのです。
彼女の本来の仕事は営業であり、研修は人事部の担当です。
しかし、自分の事業部にも研修が必要だと考え、まずは自ら受講。受講後、人事部と事業部長に提案した結果、翌年から事業部の数百人が研修を受けられるようになりました。
2年後、彼女はなんとその事業部の執行役員になっていました。
これは偶然ではないでしょう。
抜擢される人は、「役割を超えたところで動く人」なのです。
株式会社らしさラボ 代表取締役
リクルートグループで法人営業に従事。プレイヤー部門とマネージャー部門の両部門で、年間全国トップの成績で4回表彰される。合計40回以上の社内表彰を受け、営業部長、社内ベンチャーの代表取締役を務める。2011年、研修会社らしさラボを設立。リーディングカンパニーを中心に年間200回を超えるセッション(リーダー研修、営業研修、コーチング、講演)を行っている。研修のリピート率は9割以上。研修・講演会の参加者は8万8000人に達している。オンライン学習のプラットフォーム「Udemy」では、時間管理、リーダーシップ、営業スキルに関する多くのベストセラー講座を公開し、受講者は25万人を突破。YouTubeチャンネル「研修トレーナー伊庭正康のスキルアップチャンネル」の登録者は23万人を超える。主な著書に19万部を突破した『できるリーダーは、「これ」しかやらない』(PHP研究所)、『営業の一流、二流、三流』(明日香出版社)などがある。著書累計で70万部を超える。最新刊は『仕事・人間関係で損する人、得する人』(ダイヤモンド社)。








