人工知能(AI)データセンター建設を巡る1兆ドル(約160兆円)規模の競争で「時は金なり」。そして、金は問題ではない。大規模データセンターの建設は最長3年かかることがあるが、AI分野で覇権を争うハイパースケーラー(大規模クラウド事業者)にとっては1秒たりとも無駄にできない。そのため各社は、建設期間を数時間、数日、あるいは数カ月短縮するための製品や建設工法を考案している。カナダ・モントリオールを拠点とするハイパーテック・コンストラクションのエリオット・アドゥート社長は「競合他社より速く容量を増強しなければ、後れを取ってしまう」とし、「結局はそこに尽きる。競合より速く開発・訓練できなければ、競合よりも劣ったシステムしか持てないということだ」と語った。