ベネズエラの指導者の身柄を拘束してから数カ月後、ドナルド・トランプ米大統領はベネズエラを51番目の州にすることを検討していると述べた。ベネズエラは結局、米国の州にはならなかった。むしろ属国か保護国、あるいは植民地に近い。呼び名はどうであれ、主権国家ではない。暫定大統領のデルシー・ロドリゲス氏は米国によって据えられ、米国の意向で職務を行っている。米軍は思いのままに同国に出入りする。石油収入は米財務省を経由する。そして先週、トランプ氏はベネズエラの原油埋蔵量のかなりの部分を「コストゼロ」で手に入れたと豪語した。ベネズエラはトランプ氏の「ドンロー主義」を最も極端な形で体現している。ドンロー主義は1823年に示されたモンロー主義を再定義したもので、西半球での米国の覇権を追求するものだ。