ホルムズ海峡の通航を締め付けることで、米国とイランはいずれも敵を持久戦で上回れると考え、時間が自国に有利に働くと信じていた。今、その流れはイラン政府に不利な方向に動いているようにみえる。米海軍によるホルムズ海峡の封鎖で、イランは7月以降、ペルシャ湾から一切の石油を出荷できなくなっている。一方で、イランのドローンやミサイルによる攻撃にもかかわらず、米国政府は湾岸アラブ諸国がこの海峡を使って大量の原油を移動させるのを支援することに成功しており、世界の原油価格が危険な水準を超えて急騰するのを防いでいる。「イランの封鎖は米国の封鎖よりも穴が多い」と、石油タンカー追跡サイトのタンカートラッカーズ・ドットコムの共同創業者サミール・マダニ氏は述べた。「イラン側は全てを完全に封じ込めることができていない」