真面目に働いているし、決してサボっているわけでもない。それなのに、なぜか一緒に仕事をすると物事がスムーズに進まない。職場にそんな人はいないだろうか。「役に立つ人」と「役に立たない人」を分けるのは、能力や経験だけではない。本記事では、習慣本の超決定版『あきれるほど小さい習慣』をもとに、「職場にいる役に立たない人の特徴」について解説する。(構成/ダイヤモンド社・秋岡敬子)
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「いい人なんだけどね…」と言いたくなる人はいませんか?
サボっているわけではない。
仕事にも真面目に取り組んでいる。
それなのに、一緒に仕事をすると、なぜか物事がなかなか前に進まない。
職場に、そんな人はいないだろうか。
「まだ途中なので」と見せてくれない若手
以前、知人にこう言う話を聞いた。
部署に新しく入ってきた若手に、資料作成をお願いしていた。
締め切りが近づいてきたので、「今どんな感じですか? 一度見せてもらえますか?」と聞いた。
すると、「まだ途中なので、もう少し待ってください」と言われた。
翌日も同じだった。
結局、完成した資料が出てきたのは締め切り直前。
そしていざ確認すると、こちらが想定していた方向性とは少し違っていたのだ。
「100点ができないなら何もしない」をやめる
『あきれるほど小さい習慣』には、こんなエピソードが登場する。
まったくの未経験だった私は、思いきって上司に尋ねました。
「どうやって作ればいいのでしょうか」
返ってきたのは、たった一言でした。
「自分で考えろ」
何もできないまま、最終日を迎えてしまいました。
私は、おそるおそる上司に報告しました。
「できませんでした」
そのとき、上司から飛んできた一言を、いまでも忘れません。
「お前は、表紙も作れないのか(中略)なぜ、それだけでも作って持ってこないのか。100点ができないなら何もしない、その考え方をやめろ」
――『あきれるほど小さい習慣』より
仕事では、自分一人で100点をつくることよりも、チーム全体で仕事を前に進めることのほうが重要な場面がある。
早く共有すれば、周囲から意見をもらえるし、間違った方向へ進んでいれば早めに修正できる。
役に立たない人ほど「一人で完成させよう」とする
わからなければ相談する。
途中までできたら共有する。
方向性だけでも確認する。
仕事ができる人ほど、こうした小さなアウトプットを惜しまない。
一方で、「ちゃんと完成させてから見せよう」と一人で抱え込めば、その人の仕事だけでなく、待っている人の仕事まで止めてしまう。
職場にいる役に立たない人の特徴・ワースト1は、「自分一人で100点にしてから出そう」とすることだ。
仕事は、完成品を提出するまで何も見せてはいけないテストではない。
どんなに些細なことでも、やりとりしながら仕事を前へ進められる人こそ、チームにとって本当に「役に立つ人」なのである。








