あなたは、何かを始めるとき、すぐ動ける人だろうか? 朝、「仕事をしよう」と思ってから、集中できるまでに、どのくらいの時間がかかるだろうか。実は、「仕事ができる人」と「できない人」を見分ける朝の習慣があるという。本記事では、習慣本の超決定版『あきれるほど小さい習慣』をもとに、「仕事ができる人・できない人を分ける朝の習慣」について解説する。(構成/ダイヤモンド社・秋岡敬子)

「仕事ができる人」と「できない人」を分ける“朝の習慣”・ワースト1Photo: Adobe Stock

朝、すぐに仕事を始められていますか?

 朝、会社に着いてパソコンを開いたものの、なんとなく仕事をする気になれない。

 とりあえずメールを眺めたり、ニュースを読んだりしているうちに、気づけば30分経っていた。

 あなたにも、そんな経験はないだろうか。

企画書を書こうと思ったときの出来事

 この前、朝のうちに企画書を書こうと決めていたときのことだ。

 パソコンを開いたものの、どうにも気分が乗らない。

「ちょっとメールを確認してからやろう」と思っているうちに、返信やほかの仕事が気になり、結局、企画書に取りかかったのは昼前になってしまった。

 では、なぜこんなことが起こるのだろうか。

「やる気が出てから始めよう」は間違い

『あきれるほど小さい習慣』には、こんなエピソードがある。

人は、動き出す前が、じつはいちばん億劫(おっくう)なのです。
ゼロの状態から何かを始めるのが、最も苦しい。
なぜなら、止まっている車を動かすときに、いちばん大きな力が必要になるのと同じだからです。
しかし、一度動き始めた車は、少ない力でも前へ進み続けられます。
習慣も、それと同じです。
最初の一歩は小さくてもかまいません。
いったん動き始めれば、行動は自然と続き、やる気もあとからついてきます。
つまり、やる気があるから行動するのではなく、行動するからこそ、やる気がついてくるのです。

――『あきれるほど小さい習慣』より

 私たちは、「やる気が出たら仕事を始めよう」と考えてしまいがちだ。

 しかし、実際は順番が逆で、まず少しだけ手を動かす。

 すると、その行動が次の行動につながり、やる気もあとからついてくるのだ。

「あきれるほど小さく動く」だけ

 仕事ができる人は、朝からやる気に満ちているわけではない。

 メールを1通返したり、資料を1つだけ開いたりするだけでいい。

 やる気がなくても、とりあえず小さく動き始めるだけだ。

 やる気が出てから、仕事を始めようとしてはいけない。

 朝の最初の一歩を小さくする。

 そのわずかな違いが、その日の仕事のスピードを大きく左右するのだ。