2020年の選挙後、米共和党はジョージア州の決選投票で2議席のうち1議席を獲得するだけで上院の多数派を維持できる状況だった。ドナルド・トランプ大統領はこれらの決選投票を、11月の選挙が盗まれたという自らの主張の是非を問う住民投票に仕立て上げた。共和党支持者の投票率は下がった。民主党はいずれの決選投票にも勝利し、獲得議席が全議席のちょうど半分にあたる50議席となり、事実上の多数派となった(採決が同数の場合、民主党のカマラ・ハリス副大統領が決定票を投じることができた)。トランプ氏は再び共和党に上院で多数派を失わせるのか。秋の選挙運動が佳境を迎える中、中間選挙の情勢はそうした傾向を示している。共和党は少なくとも6州で議席獲得が危ぶまれており、その中には同党が近年優勢だったアラスカ、オハイオ、テキサス、アイオワ各州が含まれている。カンザス、ネブラスカ両州でさえも安全ではない。共和党が勝てる可能性があるのは、強力な主流派の候補者がいるミシガン、ニューハンプシャー両州だけのようだ。