リッツカールトン日光の脱衣所でYouTube動画を撮影して大炎上している元AKB48の板野友美さんリッツカールトン日光の脱衣所でYouTube動画を撮影して大炎上している元AKB48の板野友美さん Photo:JIJI

「非常識だ」と批判が殺到した板野友美さんの「脱衣所動画」。ところが、リッツカールトン日光の説明を追うと、板野さんだけを責める見方には疑問が浮かぶ。撮影許可はあったのか、他の客はいなかったのか。その確認だけでは済まないと筆者は指摘する。高級ホテルの対応から見えてくる、温泉や大浴場の利用者にも関わる問題とは。(ノンフィクションライター 窪田順生

脱衣所動画が大炎上
ホテル側の矛盾だらけの釈明

 元AKB48の板野友美さんが大炎上している。

 家族旅行で訪れた「ザ・リッツ・カールトン日光」(以下、リッツカールトン日光)の大浴場の脱衣所で撮影した動画を自身のYouTubeでアップしたところ「非常識では」「他の利用客の身になれ」などの批判が殺到した。板野さんは「ホテル側より特別に撮影許可をいただいた」と釈明したが、「週刊女性PRIME」がホテルに問い合わせをしたところ、こんな回答が返ってきた。

「館内全般に関する撮影許可は下りていました。しかし、館内撮影の許可は、撮影可能な部分に限ってのことでして、一般常識でも法律でも撮影ができかねる脱衣所等では、撮影許可は下ろしていません」

 これを受けて、SNS民のみなさんが、鬼の首を取ったかのように板野さんをボロカスに叩き始めたのだが、ここにきて雲行きがちょっと怪しくなっている。

「週刊女性PRIME」への追加回答として、リッツカールトンが板野さんの撮影は大浴場の「営業時間外」に行われていたことを明かした。つまり、ホテル側が便宜を図っていたのである。

《撮影協力という形で、館内での撮影の許可をさせていただいたことは事実です。しかしその際、脱衣所を含む、撮影をお控えいただくべき範囲について細かくお伝えできておりませんでした。当ホテルのご案内が行き届かなかった点があり、重ねてお詫び申し上げます》

《なお、当該の撮影は大浴場の営業時間外に行われたものであり、他のお客様がご利用になる状況ではございませんでした》(2026年9月8日 週刊女性PRIMEが報じたザ・リッツ・カールトン日光側の追加回答)

 さらに、「女性自身」が実は板野さんの「脱衣所動画」は今回が初めてではなく、2025年5月の自身のYouTubeチャンネルの「日光へ妹と娘と3人初旅行 ずっと行きたかった最高のホテルで癒されました」と題する動画の中にもあったことを報じている。しかも注目すべきは、この動画の左上には「※特別に許可を頂き撮影させて頂いています」というテロップがあったことだ。

 脱衣所動画を配信していた板野さんだけではなく、それを「2回」にわたって便宜を図っていたとしたら、リッツカールトン日光側もホテル・浴場管理者としてかなり「非常識」だと言わざるを得ない。筆者が特にそう感じるのは以下の3つポイントだ。

1.「営利目的撮影」の許可だけではなく「営業時間外入浴」という便宜まで図った可能性
2.メディアの問い合わせに対してその場しのぎの回答で「宿泊者」を守らなかった
3.全国の温泉・浴場施設が頭を悩ます「脱衣所のスマホ使用」を助長する動画になんの疑問も抱かなかった

 まず1に関しては今、多くの人がSNS上でリッツカールトン日光に対して「ガッカリ」「失望した」と表明している点だ。