今回の再開発ではこうした東西の分断を解消することで、駅から街へ出てもらい、さらに東西の街から街へと人を歩かせることが大きなテーマになっている。
「東西をつなぐ歩行者デッキや広場が整備されれば、駅周辺が歩きやすくなるでしょう。自然と今以上に多様なカルチャーや面白い店が集まりやすくなるので、池袋の本質的な“らしさ”を損なわずに、街が発展していくのではないかと考えられます」
若い世代やファミリー層が住みやすい街に変貌
すでに池袋では2010年代以降、主に東口エリアで再開発が進んできた。南池袋公園の整備や、旧豊島区役所跡地にできた大型劇場を含む複合施設ハレザなどがその代表例だ。
そのため、2030年着工の再開発も単体で見るのではなく、この2010年代からの積み重ねの延長線上として捉えると、見え方が変わってくる。
「駅前の一地点に人を集めるのではなく、公園や広場、周辺施設を歩行者動線でつなぎ、街全体を回遊できるようにする。そうした“面”での街づくりによって、人の流れを周辺エリアへ広げてきました」
「イケ・サンパークや南池袋公園の整備などで、若い世代やファミリー層が住みやすい街ができてきた。人が住む街づくりという点では、新宿や渋谷よりも成功しているというのが、現時点でのおおむねの評価でしょう」
過渡期にある池袋はいい方向に変わって来ているということか。東池袋駅周辺にかけてはタワーマンションが建ち並ぶようになり、新たな住民が増えている。












