ドナルド・トランプ米大統領とホワイトハウスAI顧問のデービッド・サックス氏は週末、国内の人工知能(AI)大手企業のトップらがAI開発の協調的な減速を支持したことを受け、政権の最小限の規制戦略を正当化した。トランプ氏はアイルランド訪問中の13日、記者団に「ガードレールを設けることはできるし、あれこれ対応することもできるが、それをあおっている否定的な勢力が多くあると思う」と述べた。「彼らは起きもしないことを持ち出している」トランプ氏は、米国がAI構築で中国を上回る必要があるとの持論を改めて示し、「AIで勝つ者が勝者となる」と述べた。AIを巡る懸念は先週、急速に高まった。アンソロピックの研究者ジェイコブ・コクソン氏が退職し、AIが制御不能に陥れば人類は破滅すると警鐘を鳴らす声明を出したためだ。サックス氏らシリコンバレーの関係者は、コクソン氏はAI業界に敵対的だと共和党が見なす複数の非営利団体と連携していたと指摘している。これらの団体は人類の存亡に関わるリスクを重視し、政府による統制を支持しているためだ。コクソン氏は自身の判断で行動したと述べている。