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あなたの職場に、「小物にこだわる人」はいないだろうか? 本人はおしゃれやセンスをアピールして「仕事ができる印象」を演出しているつもりでも、実はそのこだわりこそが機会損失の原因だった。本記事では越川慎司著『815社17万人を分析してわかった 会社から期待されている人の習慣115』をもとに、その理由を解説する。(構成/ダイヤモンド社・石井一穂)
「小物にはこだわりたい」と思っていませんか?
ノートやペン、名刺入れなど、小物はおしゃれにそろえているが、仕事の評価はイマイチ。
一方で、市販のものや会社支給の文房具を使っていても、なぜか社内外から圧倒的に信頼されている人もいる。
あなたの周りにも思い当たる人はいないだろうか?
知り合いの営業マンの話
以前、知人の営業マンが自社の同僚についてこんな話をしていた。
その同僚は非常にセンスが良く、使う文房具やノートも海外の高級ブランド品で揃えているという。
ある日、クライアントとの打ち合わせに向かう途中で、知人が「会社のロゴが入ったノベルティのペンやノート、使わないの?」と聞いた。
すると同僚はこう答えたという。
「社名が入ったグッズなんて、ダサくて使えないよ。自分のセンスに合ったものを使った方が、仕事ができるように見えるだろ」
確かに、個人の好みやセンスを大事にしたい気持ちはわかる。
しかし、ビジネスにおける信頼とは、そもそも「持ち物のセンス」だけで決まるものなのだろうか。
自分で「ダサいから不要だ」と決めつけてしまう
『815社17万人を分析してわかった 会社から期待されている人の習慣115』には、こんなページがある。
1万7,867名の営業・企画職を分析したところ、初対面のクライアントとの面談で会社ロゴ入りのノートやペンを使っていた人は、たった9%でした。
一方で、期待されている人たちの32%がロゴ入りの公式グッズを携帯し、クライアントとの雑談で持ち出すほどでした。
とくに初対面の場では、会社のロゴ入りノートを机に置き、会話の合間にメモを取りながら、さりげなくロゴが視界に入るようにしたりします。
(越川慎司著『815社17万人を分析してわかった 会社から期待されている人の習慣115』より)
「自社グッズなんてアピールにならない」と思っていても、本当に意味がないとは限らない。
ロゴ入りの公式ノート。
社名が入ったボールペン。
胸元に小さく光る社章バッジ。
社内やクライアントの視界に入る場所には、信頼のきっかけがいくらでも転がっている。
それなのに、「こんなものダサい」「自分の個性を出したい」と自分でブレーキを踏んで使わなければ、その信頼のきっかけは誰にも届かない。
評価されない人は「自社の看板」を軽視してしまう
「会社のロゴ入りグッズなんて意味がない」と決めつけて、個人のセンスばかりを優先してしまう。
これが、社内で評価されていない人が軽視していることの特徴だ。
言葉やふるまいだけで、ゼロから信頼を勝ち取るには時間がかかる。
だからこそ、「会社の看板」を背負っていることを自社グッズで示すことが大切になる。
高級なブランド品も、飛び抜けたおしゃれさも必要ない。
「自社グッズを使うなんて恥ずかしい」と、自分で自分の信頼のきっかけを止めない。
自社のロゴを当たり前のように身につけ、プロとしての責任感を周囲に見せる。
その姿勢を愚直に続けられる人ほど、どこへ行っても周囲から安心され、高い評価を得続けられるのである。
株式会社クロスリバー 代表取締役社長
日系通信会社や外資ベンチャーなどを経て2005年にマイクロソフト米国本社へ入社。その後、日本マイクロソフトの役員としてExcelやPowerPointなどの事業責任者を務める。2017年には週休3日・複業を実践する会社、株式会社クロスリバーを設立し、800社以上の働き方改革を支援。年300回以上提供する企業向けオンライン講座の受講者満足度は平均96%、行動に移す受講者は95%以上。著書は『世界の一流は「休日」に何をしているのか』(クロスメディア・パブリッシング)や、『AI分析でわかった トップ5%社員の習慣』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など33冊、累計130万部。NHK、TBS、テレビ東京、PIVOT、NewsPicksやReHacQなどメディア出演多数。







