ドナルド・トランプ米大統領は昨年、米連邦準備制度理事会(FRB)に利下げを要求し続けた。だが投資家は今、同氏自身が選んだケビン・ウォーシュFRB議長が方針を転換し、今週にも利上げに踏み切ると予想している。利上げ観測の根拠となっているのは、ウォーシュ氏が5月に就任して以来の見通しの変化だ。イランとの戦争は当局者や投資家の予想より長引いており、ここ数週間でエネルギー価格を押し上げている。新たな関税も発効した。人工知能(AI)の拡充は電力や技術機器の供給網を圧迫し、経済の対応能力拡大を上回る速さで需要を押し上げている。これによりウォーシュ氏は、新議長選任時にはトランプ氏が回避を望んでいた対立と直面することになる。トランプ氏はこの数カ月、ウォーシュ氏が正しい判断を下すと信頼していると述べ、この姿勢のおかげで新議長は前任のジェローム・パウエル氏が受けたような扱いを免れてきた。中間選挙前の利上げは、これがいつまで続くかを試すことになる。
利上げで試されるか、FRB議長とトランプ氏の「休戦」
ウォーシュFRB議長は利上げによって、トランプ氏との対立と直面するのか
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