楽しかった連休が終わり、いざ仕事に戻ろうとしても、なかなか頭が切り替わらない。溜まったメールやタスクを前に、「早く通常運転に戻らなければ」と焦る人も多いだろう。では、連休明けでもスムーズに仕事を始められる人は、何をしているのだろうか。本記事では、習慣本の超決定版『あきれるほど小さい習慣』をもとに、「連休明けに頭のいい人が必ずすること」について解説する。(構成/ダイヤモンド社・秋岡敬子)

「連休明け」に頭のいい人が必ずすること・ベスト1Photo: Adobe Stock

連休明け、いきなり「通常運転」に戻ろうとしていませんか?

 楽しかった連休も終わり、週明けから仕事の人も多いのではないだろうか。

「早く通常運転に戻らなきゃ」
 そう思っているのに、なぜか仕事が手につかない。

 あなたも、そう感じていないだろうか?

要領がいい先輩がやっていること

 とある先輩を観察してわかったことがある。
 その人は、連休明けの朝になると、いつも小さな仕事から始めているのだ。

 ある日、「メール、めちゃくちゃ溜まっててやばくないですか?」と聞くと、「めっちゃ溜まってる。でも、とりあえず今日の打ち合わせの資料だけ開く」と言う。

 資料を開いたら、まず日付を直す。
 次にタイトルを確認する。
 すると、「ここも変えたほうがいいな」と一つ直し、「そういえば、この数字も最新にしないと」と次の作業に進んでいった。

 気づけば、普通に仕事をしているのだ。

「休み明けって、一番最初がだるいからね」

 仕事を全部片づけようとするのではなく、まず仕事を始められる状態に戻す。
 そのほうが、結果として早く通常運転に戻れるのだ。

いちばん苦しいのは「動き出す前」

『あきれるほど小さい習慣』には、こんなページがある。

人は、動き出す前が、じつはいちばん億劫なのです。
ゼロの状態から何かを始めるのが、最も苦しい。
なぜなら、止まっている車を動かすときに、いちばん大きな力が必要になるのと同じだからです。
しかし、一度動き始めた車は、少ない力でも前へ進み続けられます。
習慣も、それと同じです。
最初の一歩は小さくてもかまいません。
いったん動き始めれば、行動は自然と続き、やる気もあとからついてきます。
つまり、やる気があるから行動するのではなく、行動するからこそ、やる気がついてくるのです。

――『あきれるほど小さい習慣』より

 連休明けに仕事が億劫なのは、不思議なことではない。
 数日間止まっていた車を、もう一度動かそうとしているようなものだからだ。

 そんなときに、「今日は溜まった仕事を全部片づける」「朝から全力で働く」と考えれば、ますます最初の一歩が重くなる。

 必要なのは、やる気が戻るのを待つことではない。
 まず一つだけ、手を動かすことだ。

頭のいい人は「仕事のエンジン」を先にかける

 連休明けに頭のいい人が必ずすること・ベスト1は、一番小さな仕事から手をつけることだ。

 資料を開く。
 今日やることを一つ書く。
 メールを一通だけ返す。
 それくらいでいい。

 一つ動けば、その作業から次にやるべきことが見えてくる。
 もう一つ動けば、少しずつ仕事の感覚も戻ってくる。

 いきなりアクセルを踏み込むのではなく、まず動き出す。
 それが、結果として最も早く仕事のペースを取り戻す方法だ。