郊外でも、駅や地域ごとの違いが浮き彫りになっています(図5)。

図5 大学・大学院卒業者の割合(女性)250mメッシュ、首都圏広域同書より転載 拡大画像表示

 川崎市中原区でも、東急東横線沿線(武蔵小杉、元住吉など)とJR南武線沿線(武蔵中原、武蔵新城など)では大きく異なります。また、通勤利便性へのこだわりや住宅予算の違いからか、同じ最寄り駅でも高学歴層は駅徒歩圏(おおむね15分以内)に集まる傾向が強くなっています。

 また、都心からさらに離れた地域にも赤いエリアが孤島のように浮かんでいることがわかります。本稿の読者の皆さんであれば、きっとその理由が想像できることでしょう。

・神奈川県:東戸塚、磯子(特に横浜プリンスホテル跡地〈現・ブリリアシティ横浜磯子〉)。

・埼玉県:浦和、北浦和、大宮(特に大宮の氷川神社の参道周辺)。

・千葉県:流山おおたかの森、本八幡(特に京成線より北側)、新浦安、津田沼(特にJR線と京成線の間)、海浜幕張。

成城石井の出店エリアは
高学歴層の街と重なる

 少し目線を変えて、人々の消費行動から高学歴エリアの姿を捉えなおしてみましょう。首都圏を中心に展開する高級志向の食品スーパー「成城石井」の店舗立地を、先ほどのメッシュ地図に重ねてみます(図6)。

図6 高学歴エリアと「成城石井」の分布同書より転載 拡大画像表示