少し注意したいのは、特定の人だけに渡す場合です。「いつもお世話になっているAさんには特別なお土産を買ってきた」。それ自体は何も悪くありません。
しかし、みんながいるところでAさんだけに渡せば、それを見ている人がいます。「あれ、私にはないんだ」。ちょっとした疎外感を生んでしまうことがあります。感じのいい人は、こうした小さないざこざを上手に避けます。
特定の人への個人的なお土産なら、人前で大々的に渡さず、さりげなく渡すのがいいでしょう。「誰に渡すか」だけでなく、「その光景が周囲からどう見えるか」まで考えるのがベストです。
「すみませんでした」
と謝らない
休み明けのお土産を渡すときに、つい口にしてしまう言葉があります。「先週はお休みをいただいて、すみませんでした。これ、お土産です」。
とても礼儀正しい言葉に聞こえます。しかし、休暇を取ったこと自体は、謝る必要があるでしょうか。
冒頭にも述べた通り、みんなが休暇のたびに「すみません」とお菓子を配っていたら、「休んだ人は周囲に謝るもの」「休暇を取ったらお土産を買うもの」という暗黙のルールが職場に生まれてしまいます。
感じのいい人は、お土産を渡すとき「○○に行ってきました。よかったらどうぞ」とさらっと伝えるのみです。
ただし、自分が休んだことで、同僚に仕事を代わってもらった場合はどうでしょうか。その場合は、感謝の気持ちを伝えることが大切です。「すみません」よりも、「先週はフォローしていただいて、ありがとうございました」。こちらのほうが、お互いに気持ちよくいられます。
「有名なお菓子」は
本当に喜ばれるか
お土産を買う時、せっかくなら、その土地でしか買えない有名なお菓子を買いたくなるものです。グルメな人なら、行列のできる人気店や、少し高級なものを買って、「褒められたい」という承認欲求をちらつかせる人もいるでしょう。
もちろん、それも大切ですが、感じのいい人が大切にしているのが「相手を困らせないか」という視点です。







