「今の仕事に成長を感じられない」「毎日同じ作業の繰り返しで、キャリアが完全に停滞している」。こうした行き詰まり感に悩むビジネスパーソンは多い。しかし、同じ職場、同じ人間関係、同じ思考パターンのままでは、どれだけ考えても現状を破るアイデアは生まれない。書籍『やりたいことが見つかる 世界の果てのカフェ』をもとに、キャリアが行き詰まったとき、真っ先に変えるべき対象を提示する。(構成/ダイヤモンド社・種岡 健)

キャリアが行き詰まったとき、まず変えたほうがいいこと・ベスト1Photo: Adobe Stock

「同じループ」で行き詰まるキャリア

 同じデスクに座り、同じ同僚と愚痴を言い合い、同じ生活習慣を繰り返している。

 そういう日々を送る限り、脳は既存のフレームから出ることができない。

 キャリアの停滞の正体は、あなたの能力不足ではなく、あなたが身を置いている「環境の固定化」にあるのだ。

 内面だけで悩み続けても、凝り固まった視点を打ち破ることは不可能なのだ。

 主人公ジョンが遅い時間に朝食メニューを注文しようとして躊躇した際、ウェイトレスのケイシーは次のような軽やかな一言で視点の転換を促している。

「別の視点」という決定的な効果

 ケイシーは困惑するジョンに対し、柔らかい笑顔で助言を与える。

「物事を別の視点から見るのも、時には役に立つものよ」
――『世界の果てのカフェ』より

 オーナーのマイクもまた、仕事とトレーニングで過密スケジュールに追われていた若い頃、コスタリカのビーチで美しい夕日を眺めた経験によって、自分の悩みの小ささに気づき、人生の視点が劇的に変わったと語っている。

 日常の枠組みから一歩飛び出し、異なる環境や新しい人々の中に身を置くことこそが、膠着したキャリアを打開する最大のきっかけとなる。

 つまり、外の空気を吸えということだ。

「身を置く環境と視点」を変えよう

 キャリアの「行き詰まり」を感じたとき、変えたほうがいいこと・ベスト1。

 それは、自分の内面で悩み続けるのをやめ、自分が身を置いている「環境と視点」を変えることです。

 いつものオフィスや家を飛び出し、普段行かない場所へ行き、異なる分野の人々と対話してみましょう。

 身を置く環境を変え、物事を別の角度から見つめ直した瞬間、あなたのキャリアの行き詰まりは一気に解消されるのです。