「気づいたら1時間以上、Xを見ていた」というアホに教えてあげたいこと・ベスト1とは?
そんなあなたにすすめたいのが、全世界45言語に翻訳され、世界500万部を突破しているベストセラー『やりたいことが見つかる 世界の果てのカフェ』(ジョン・ストレルキー 著/鹿田昌美 訳)だ。「何度読んでもハッとする」と話題の一冊から、おすすめの名言について紹介する。(構成/ダイヤモンド社・種岡 健)

「気づいたらXで1時間以上を溶かしていた」というアホに教えてあげたいこと・ベスト1Photo: Adobe Stock

時間を奪うのは「目的のなさ」

「ちょっと見るつもりだったのに、気づいたら1時間」

 Xを開いて、投稿を読み、引用を追い、炎上を眺め、また次へ。
 この行動を「意思が弱い」「依存症だ」と片づけるのは簡単です。

 でも本質は、そこではありません。
 問題はSNSの強さではなく、自分の時間に「使い道が決まっていない」ことです

 目的のある人は、SNSを「道具」として使います。
 目的のない人は、SNSに「使われる側」になります。
 その差が、1時間を一瞬で溶かします

足りないのは「使い方」

世界の果てのカフェ』という本には、現代人の状況をそのまま言い当てた言葉があります。

人類史上かつてないほど、私たちは世界中の情報や人や文化や経験にアクセスできる。
それでも前に進めない理由は、アクセスの問題ではなく、自分に課している制限だ。

 そして、その制限はこうして表に出ます。

「自分の時間の使い方を考えてみると、毎日ほぼ同じことばかりしている」

 Xを1時間見てしまうのは、新しい情報に触れているからではありません。
 何も決めていない時間を、「無難な行動」で埋めているだけなのです

なぜみんな時間を溶かすのか

 作中では、さらに核心を突く言葉が出てきます。

たぶん、『あなたはなぜここにいるのか?』という質問の答えがわからないからだと思う。
なぜここにいるのか、何をしたいのかが、はっきりとわからないから、たいていの人がやっていることをこなすだけなんだ。

 ここが一番重要です。
 Xをだらだら見てしまうのは、流行に弱いからでも、自制心がないからでもない。

 自分が何をしたいのかが、自分でもわからないからです

 目的がないと、人は「みんながやっていること」を選びます。
 Xを見る。動画を見る。ニュースを眺める。
 そこには意思決定がいらないからです

Xを閉じる前に、やるべきことは1つ

「気づいたら1時間、Xを見ていた」

 そんな人に教えてあげたいこと・ベスト1は、これです。

時間管理の前に、人生の問いを持て

 Xを消す必要はありません。
 通知を切るだけでも足りません。
 本当に必要なのは、「今、この時間を何に使いたいのか?」という問いです。

あなたはなぜここにいるのか?

 この問いを持った瞬間から、
 Xは「暇つぶし」ではなく、情報源か、不要なノイズかに分かれます。

 時間を奪われているのではありません。
 時間の使い道を、まだ決めていないだけ
 それに気づけた人から、1時間の使い方は、驚くほど変わっていきます。

(本稿は、『世界の果てのカフェ』の発売を記念したオリジナル記事です)