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少子化の進み方を、時計のように「見える化」した研究がある。人口減少社会を研究する経済学者の筆者が、「子ども人口時計」の仕組みと、年々早まる「Xデー」を読み解く。※本稿は、吉田 浩『日本人全員が佐藤さんになる日』(朝日新書)の一部を抜粋・編集したものです。
先送りされる少子化の危機を
「子ども人口時計」が可視化する
政府も国民も「このまま少子化を放っておくのは良くない。早く対策を取らなければ」ということを感じてはいる。しかも現実の子どもの数を見ると、その深刻さは年々増している。ところが実際には、まるで「夏休みの宿題」のようにいつかは着手せねばと分かっているものの、ついついずるずると先延ばしにしてしまうのが人の常である。
そこで、筆者がセンター長を務める東北大学経済学研究科高齢経済社会研究センターでは、少子化がこのまま進み、日本で子どもが1人になってしまう時点までの時限をカウントする「子ども人口時計」(図表4-5)を作成し、オンラインで全世界に公表している。
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