2027年は順位が上昇する
可能性が高い2県とは?

 さて、2026年版が出たばかりで気が早いかもしれないが、2027年版の動向も予測してもらった。

 まず、今年は37位(21.2点)だった滋賀県は、「順位を上げる可能性がある」という。

「滋賀県の彦根城は、世界遺産登録に向けて動いている。琵琶湖の近くには9月、新しい吊り橋もできた。こうした観光スポットがもっと認知されれば、滋賀県への評価も変わってくるのでは」

 文化庁は9月30日、滋賀県彦根市の国宝・彦根城を、2028年の世界文化遺産登録を目指して、ユネスコへ暫定版の推薦書を提出した。

 滋賀県には新しい観光スポットも増えており、9月には「びわ湖テラス スカイブリッジ」がオープン。打見山(標高1108m)から蓬莱山(標高1174m)方向にかかる全長220m、途中に橋脚や塔がないワンスパンの歩行者専用吊り橋としては国内最長で、絶景が見渡せる。

 続いて、今年は42位(18.8点)だった鳥取県も、今後の動向が注目される県のひとつだ。

「鳥取県は、二十世紀梨のイメージが強いが、新甘泉も定着してきた。さらに『鳥園L』という新しい梨も登場した。境港や水木しげる記念館などの観光スポットもある。情報発信の仕方によっては、順位を伸ばせると思う」

 2026年は、47都道府県のうち28県で魅力度が前年を上回った。イベントやドラマ、新たな観光スポット、特産品など、順位が動く背景はさまざまだ。

 ランキングに一喜一憂することなく、魅力度を高める施策を各都道府県がどれほど地道に取り組めるか。この点が、来年のランキングを左右する要素と言えそうだ。