JAL羽田空港(北ウイング)の国内線サクララウンジ
JALは羽田空港の国内線ラウンジ(北ウイング)を全面リニューアルする。ライバルのANAや新幹線に負けない、「上質なおもてなし」を提供すると意気込む。その狙いとは。【サクララウンジ編】(ダイヤモンド・ライフ編集部)
JALがサクララウンジに
「キッズエリア」完備の狙いとは
JALは10月8日、羽田空港第1ターミナル北ウイングの国内線ラウンジおよび専用保安検査場をリニューアルオープンする。これにより、7月24日に先行オープンした専用カウンターと合わせて、北ウイングの上級会員向け施設の全面リニューアルが完了する。
ファーストクラスラウンジが「訪れること自体が目的となるデスティネーションラウンジ」をコンセプトにしているのに対して、サクララウンジは「全ての人にとって心地いい空間」を目指したという。
空港ラウンジといえば最近、「混雑」がたびたび話題になる。旅客数がコロナ禍前の水準に復活し、上級会員が増えた影響などで、「せっかくラウンジでくつろごうと思ったのに全然リラックスできなかった」「そもそも入室できなかった」といった不満がSNSなどに投稿されることが増えた。
JALはそうした混雑問題を払拭する意味も含めて、羽田サクララウンジリニューアルでは「エリアごとの空間設計」にこだわった。ひとりひとりの用途や気分に合わせて選べるように、「ダイニング」「リラクシング」「ワーキング」に加えて、「キッズエリア」を完備したことが特徴だ。
キッズエリアは、おもちゃの輸入販売などを手がけるボーネルンドが設計プロデュース。搭乗前に子どもが身体を動かし、手先を使って遊べるグッズや仕掛けをたくさん取り入れている。また、親が子を見守れる場所にカラフルなソファー席を配置し、子連れ客が気兼ねなく過ごせる空間を整えた。
仕事したい、リラックスしたい、家族で過ごしたい――JALによると、ラウンジの過ごし方はかなり変化しているという。羽田は便数が多いので利用客の入れ替わりが多く、サクララウンジの平均滞在時間は20~30分ほど。短い時間でも満足してもらえるよう、多様な客の居場所をゾーンで分けることで特定エリアへの集中を防ぎ、混雑緩和を図るという。
他にも、共用部では新たなシャワー利用システムを導入。スマホで申し込み~呼び出し通知~バーコード入室ができるようにし、受付での対面手続きや鍵の受け渡しを不要とする方式に変える。
また、専用カウンターにはセルフ手荷物預け機を導入し、待ち時間短縮を図る。専用保安検査場にはスマートレーンを導入し、パソコンや液体物を取り出すことなく手荷物検査を受けられるようにした。こうしたストレスフリーになる細かな施策を積み上げることで混雑緩和、利用者の不満の改善につなげる。
なお、北ウイング完了と入れ替わりで、南ウイングのラウンジなど上級会員向け施設がリニューアル工事に入った。南ウイングの施設も基本的に同じコンセプトでリニューアルし、2027年6月のオープンを目指す。さらに同コンセプトのラウンジを、羽田以外にも展開していく方針だ。
サクララウンジリニューアルのポイントとなる内観は、次ページからの写真をチェックしてほしい。
また、ラウンジといえば飲食が楽しみという人も多いだろう。新しいメニューと写真については、『名物はカレーだけじゃない!JALが羽田ラウンジで推す「意外すぎる飲み物」』で写真付きで解説している。
JAL羽田空港(北ウイング)の国内線サクララウンジ







