BMW iX3BMW iX3 価格/982万~1034万円 Photo by Koujirou Yokota

iX3はBMWが提唱する次世代コンセプト「ノイエ・クラッセ」の第1弾。1960年代に登場し現在のBMWの方向性を決定した往年のノイエ・クラッセの志を継承したオールニューBEVである。iX3は第6世代のeDriveテクノロジーを全面的に導入。最長906kmの一充電航続距離を実現し、わずか15分で約395km走行に相当する充電が可能。もちろん電池とモーターも全面刷新されている。志は“駆け抜ける歓び”の再定義。その走りはドライバーを虜にする。

次世代コンセプト
“ノイエ・クラッセ”の第1弾モデル

 新型iX3はBMWのSAV(スポーツアクティビティビークル)、X3のラインアップに加わった、BMWが提唱する次世代コンセプト“ノイエ・クラッセ”の第1弾モデルとなるBEVだ。ドイツ語で“新しいクラス”を意味するノイエ・クラッセ(Neue Klasse)は、もともとは1960年代初頭にBMWが投入した革新的なモデル群を指す言葉。それは現在のBMWブランドの礎を築いた名車だった。

 当時のBMWは、高級車と小型車の間を埋める主力商品を欠き、経営危機に直面していた。打開したのがノイエ・クラッセ。1961年のフランクフルトショーで初めて発表された4ドアセダンのノイエ・クラッセ=BMW1500(現在の5シリーズの元祖)を皮切りに、1966年には3シリーズの礎を築いた2ドアモデル(後の02シリーズ)が誕生。BMWらしい軽快な走行性能と実用性を兼ね備えたスポーティなセダンという新たな市場を切り開く。ノイエ・クラッセにより、BMWのブランドイメージは大きく向上。経営危機を見事に脱し、現在に通じる成長基盤を確立した。往年のノイエ・クラッセは、現在の“駆け抜ける歓び”の原点であり、BMW成功の出発点として位置付けられている。